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木曽は山が多く、農耕地が少ないことから、独特の産業が定着しています。

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長野県伝統的工芸品に指定されている、あらやぎ檜傘もその一つ。

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檜傘を作るために、まず、ひでと呼ばれる材料を作ります。

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この機械によって、0.25ミリメートルから0.4ミリメートル程度の薄い木の板になるよう調節され、

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瞬く間に、檜はかつらむきにされます。

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これを裁断すると、ひでが出来上がります。

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檜傘を編むのは、主に女性の仕事。

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檜傘作りの達人、三石富子さん。

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檜傘を作って70年。

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では、その卓越した技をご覧いただきましょう。

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まず、台の上にひでを並べ、1枚ずつひでを通す工程です。

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いちいち本数を数えて編んでいるようには見えません。

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手が覚えているのです。

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今度はここで頭を作っていきます。一番の大事なところです。

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これが一番難しいんですよ。目が空いているところをみんな詰めてしまうのでね。

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引っ張りや、これで傘の格好が。

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筋立てで円錐形になったものを、さらに全体が丸い形になるまで編み進めていきます。

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編み上がったところへ竹を入れます。

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別に組んである縁で輪竹を包み込みながら、揉め糸で縫い付けて傘の縁を作っていきます。

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セミの取り付け

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セミには魔除け、雷除けの意味があります。

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三井さんはこのジョークテンというヒノキ傘を3時間ほどで編み上げてしまいました。

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伝承の技によって作り上げられるあららにヒノキ傘。

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そこには手仕事の温かみがあります。

