WEBVTT

00:00:00.000 --> 00:00:17.000
伊達における水引き製造の歴史は300年を超えます。

00:00:17.000 --> 00:00:26.000
昭和50年から60年代には全国シェアの70%を占める産業になりました。

00:00:27.000 --> 00:00:34.000
伊達水引きの発祥には、伊達で古くから作られていた丈夫な和紙と、

00:00:34.000 --> 00:00:41.000
それによって生み出された元結衣の製造技術が大きく貢献しています。

00:00:44.000 --> 00:00:51.000
吉澤さんは父親の後を継ぎ、元結衣を50年作っています。

00:00:52.000 --> 00:01:00.000
糊缶という独特の道具。中には米糊が入っています。

00:01:01.000 --> 00:01:07.000
糊缶は筒先を口に加えて作業をします。

00:01:07.000 --> 00:01:12.000
両手がふさがる作業の中で考案された道具です。

00:01:13.000 --> 00:01:18.000
糊付け後の艶出し作業。

00:01:18.000 --> 00:01:22.000
2本の竹で挟み、3往復します。

00:01:22.000 --> 00:01:27.000
この作業によって元結衣の強度が増します。

00:01:28.000 --> 00:01:32.000
これは親けんつんだけど、これは子けんつって、

00:01:32.000 --> 00:01:36.000
これを4枚ずつ寄して、それでこれを100本にして、

00:01:36.000 --> 00:01:39.000
これで4000本になって出てくるわけです。

00:01:40.000 --> 00:01:44.000
元結衣はただ強いだけではなく、

00:01:44.000 --> 00:01:51.000
石取りの曲げを言うときには、ある程度の力で切れることも要求されます。

00:01:51.000 --> 00:01:57.000
その加減は長年の経験で作り上げられるのです。

00:02:02.000 --> 00:02:09.000
一方、飯田での水引きの製造は江戸時代中期に製造が始まり、

00:02:09.000 --> 00:02:15.000
染め屋で紅白に染める紅白水引きが中心でした。

00:02:15.000 --> 00:02:20.000
やがて職人の手こきによる飯田水引きは、

00:02:20.000 --> 00:02:25.000
第一次全盛期を昭和10年代に迎えます。

00:02:27.000 --> 00:02:34.000
さらに昭和20年代後半には、細工を施した金工などの生産が増え、

00:02:35.000 --> 00:02:40.000
昭和30年代後半になると、高度経済成長とともに、

00:02:40.000 --> 00:02:44.000
優位納品なども売れ行きが好調になりました。

00:02:45.000 --> 00:02:53.000
大量の注文に対処するために、水引き作りに機械が使われるようになります。

00:02:55.000 --> 00:03:05.000
よりを掛けたものに、掛け端、こき端、乾燥、染色を一度に行う機械です。

00:03:06.000 --> 00:03:13.000
昭和40年代に導入された機械で、飯田・下稲に2台しかありません。

00:03:15.000 --> 00:03:20.000
飯田水引きは、金風やのし、優位納品などのほかに、

00:03:21.000 --> 00:03:28.000
正月飾りなどの工芸品まで作られますが、その細工は手仕事によるものです。

00:03:31.000 --> 00:03:35.000
元優位作りから始まった飯田水引き。

00:03:36.000 --> 00:03:42.000
その伝統と製品開発への精神は今も受け継がれています。

00:03:44.000 --> 00:03:48.000
ご視聴ありがとうございました。

